「NPO法人 IDJ」をサポートする熊本の会「パピーサポート」人と犬の実りある共生を目指して
に出席させていただきました。
パピーサポートはまだあまり知られていない「介助犬」を熊本の多くの方々に知っていただき介助犬を必要とする1人でも多くの方が介助犬を使用して社会参加と自立に積極的に挑戦していただけるよう、介助犬育成をサポートしています。
障害者の手助けをするワンコを補助犬と言い、補助犬の中でも種類別に分けられていて、
目の不自由な方の歩行を手助けする「盲導犬」、耳の不自由な方に音を知らせる「聴導犬」身体の不自由な方の生活に必要な動作を介助する「介助犬」と言うふうに3種類の補助犬が現在活躍しています。
近年、盲導犬の頭数は増え、多くの人が知ることとなり全国での盲導犬の頭数は965頭となっていますが、介助犬はわずか39頭しかいないとのこと・・
今回のイベントでは介助犬の訓練を受け今月、介助犬認定試験を受ける「ノーブルくん」がパフォーマンスを披露してくれました。
待機中のノーブルくんとトレーナー(IDJ理事)の桜井さん。
さてお仕事の始まりです!!
「センター」と言う掛け声でノーブルくん着席している桜井さんの膝の真中に来ます。
まずは、通常のペットと違い、障害者の方のお世話をする犬だと認知していただくため「介助犬」と書いたお洋服を着ます。
「ノーブル!車イス」と桜井さんに言われるとちゃんと車椅子を運んで持ってきます。
イスから車イスに移るお手伝いをします。しっかりと立って移動の介助。
「right!」ちゃんと車イスの右にピッタリくっついて歩行します。
命令によって、車イスの右についたり、左についたり、ノーブルくんちゃんと聞き分けているんですね。
ペットボトルに入った飲み物を持ってくる、財布を持ってくる、落としたものを拾う等
数々のパフォーマンスを披露してくれたノーブルくん。
こんなに上手に色んな介助ができるノーブルくんなのですが、まだ訓練中の身。
九州初の介助犬を目指し今月「介助犬認定試験」を受ける予定なのです。
イベントの中では、障害のある方のお話もあり「現在、介助犬の申請をしておりますが頭数も少なく待っている状態です」とのこと。
IDJ(インデペンデンス・ドッグス・ジャパン)では障害者の方に無償で介助犬を貸し出す体制をとられています。
障害者の方の介助をするワンコは産まれたらまず、パピーレイザーのお宅に預けられ1年間溢れんばかりの愛情を受けて通常のしつけの元、普通のワンコとして成長します。
その後1年間「介助犬」として訓練を受け、認定試験をクリアした後、介助犬を必要としている方と一緒に1年間の訓練を受けます。(介助犬を使用する障害者の方も犬と一緒に過ごすための訓練を受けるのです)人と犬が共同で訓練を受け、晴れて立派な介助犬となるのです。
1頭あたりの育成に300万もの費用もかかるのですが、運営は全て寄付、募金によって成り立っているとのこと・・皆さんの理解とご協力があっての介助犬育成なんですね。
1頭でも多くの介助犬が育成され、障害者の方の自立、社会参加の枠がもっと、もっと広がることを願って、少しでもお手伝いが出来ればいいなと思った1日でした。
犬好きな我が家の娘達も、理解できないまでも、少しでも社会の役に立つと言う事がどういったことなのか、身近に感じることが出来ればいいなと親子で参加したイベントでした。
皆さんのご寄付・募金をお願いすると共に、会ではサポーターも募集していますよ。
介助犬候補の仔犬を成犬になるまで家庭で育てていただく
パピーレイザー
介助犬に適さない犬や引退した犬を家庭犬として飼育していただく
キャリアチェンジ犬飼育
募金活動、募金箱の設置、イベントのお手伝い。
など。
一緒に応援しましょう!!
かわいいワンコの働きを。障害のある方達の社会参加のお手伝いを。
ぜひ皆さんの参加をお待ちしています。